バルカーの2025年3月期決算が発表されたにゃ。
売上も利益も前年より減ってしまったけれど、新たな中期経営計画「NF2026」への本格始動や、シール製品事業の成長など、前向きな材料もあったにゃ!
減収減益の背景や今後の見通しをやさしく解説するから、最後まで必見だにゃ!
決算のポイント
項目 | 2025年3月期 | 2024年3月期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
売上高 | 60,113 | 61,744 | ▲2.6% |
営業利益 | 5,669 | 7,102 | ▲20.2% |
経常利益 | 5,999 | 7,399 | ▲18.9% |
当期純利益 | 4,676 | 4,909 | ▲4.7% |
今回の決算は【減収減益】となったにゃ。
特に営業利益が大きく減ってしまったけど、高機能シール製品の売上は回復傾向だにゃ。
全体の落ち込みを補うポテンシャルがあるにゃ!
今後の見通し
項目 | 2026年3月期(予想) | 2025年3月期 | 前年同期比 |
---|---|---|---|
売上高 | 62,000 | 60,113 | +3.1% |
営業利益 | 7,000 | 5,669 | +23.5% |
経常利益 | 7,000 | 5,999 | +16.7% |
当期純利益 | 4,800 | 4,676 | +2.6% |
中期経営計画「New Frontier 2026」では、シール製品の高機能化とAI/ITソリューションの強化を進める方針だにゃ。
アメリカの関税リスクや世界情勢の不安定さはあるけど、半導体関連市場の回復を見据えて前向きな投資も継続していくようだにゃ!
会社紹介
- 主な事業内容:シール製品・機能樹脂製品・シリコンウエハーリサイクル(※今期より除外)
- 業種分類:化学(素材・部材)
- 競合企業:日本ピラー工業、ニッタ、住友ベークライトなど
- 景気感応度:中立〜やや敏感(半導体・プラント向けが多いため)
- 株価:約3,075円(2025年5月末時点)
- 発行株数:約1,759万株(自己株式除く)
- PER:約11.3倍
- PBR:約1.07倍
- 配当利回り:約4.88%(年間150円配)
ジピ太のやさしい解説
今回の減収減益は、主に機能樹脂製品の需要減が響いた形だにゃ。
でも、シール製品は絶好調で利益も大きく増えているにゃ。
今回の決算では売上・利益ともに減少したけど、それは一時的なものと見ることもできるにゃ!
とくに注目したいのは、バルカーが2024年度から始めた中期経営計画「New Frontier 2026(NF2026)」の取り組みだにゃ〜!
この計画では、変化の激しい世界経済や地政学リスクに対応するために、以下の5つの方針を掲げているにゃ:
- 本質を追求する目線の確立と人材育成
➡ ただ物を作るだけじゃなく、どんな未来に必要とされるのかを考えて動くにゃ! - サプライチェーンの改革と強靭化
➡ 素材が届かないと製品も作れないにゃ。世界の分断リスクに備えて、体制を見直す動きだにゃ。 - AI・ITによるデジタル事業の収益化
➡ これからは「シール」だけじゃなく、デジタルソリューションでの稼ぎ方も視野に入れてるんだにゃ! - 技術流出の防止と新領域への挑戦
➡ バルカーの持つ高度な技術は、外に漏れたら大変にゃ。それを守りながら新しい市場を開拓するにゃ! - グローカル戦略の徹底
➡ 世界を見据えながらも、各地域に合った活動(Think Globally, Act Locally)を徹底するにゃ!
中期的には、半導体・医療・環境・エネルギーといった成長分野での需要に応える技術開発に力を入れる予定だにゃ。
そしてシリコンウエハーリサイクル事業の売却も、選択と集中の一環。より収益性の高いコア事業にリソースを集めていく戦略だにゃ!
つまり、今の減益に悲観しすぎず、未来への布石を打っている最中ってことだにゃ〜🐾
長期投資家にとっては、こういう時こそ企業の本気度を見極めるチャンスだよ〜✨
ジピ太と飼い主のQ&A

来期の見通しがかなり強気だけど、本当に大丈夫なの?根拠はあるの?

うん、ただの希望じゃなくて、ちゃんと理由があるにゃ!
バルカーの来期業績予想は、営業利益+23.5%、経常利益+16.7%など大幅な回復を見込んでいるけど、それには4つの根拠があるんだにゃ。順番に見てみよう〜!
✅ 高機能シール製品が好調だからにゃ!
- 半導体や医療機器向けの「先端産業市場」での需要が回復してきてるにゃ。
- 2025年3月期のシール製品事業の利益は+68%増という強さ!これが今後も伸びる見通しだにゃ。
✅ 赤字だった事業を売却してスリムになったにゃ!
- 利益を圧迫していた「シリコンウエハーリサイクル事業」は、2025年3月で完全に売却済み。
- この事業の損失がなくなることで、全体の利益が改善しやすくなるにゃ!
✅ 設備投資が実を結ぶタイミングにゃ!
- 工場などの設備投資(建設仮勘定)が前年より+43億円増加してるにゃ。
- 来期はそれらが稼働して、売上や利益に貢献し始める時期なんだにゃ〜。
✅ すでに受注が増えているにゃ!
- 2025年3月末時点での受注残高は前年より+2.2%増加。
- 特にシール製品の受注残は+19.1%と好調だから、「来期も仕事はたくさんある状態」だにゃ!

バルカーって海外でも売れてるの?売上の何割くらい?

うん、けっこう海外にも展開してるにゃ!
バルカーの2025年3月期の決算によると、全体売上の約31.8%が海外なんだにゃ。特にアジアが大きくて、中国・台湾・韓国・タイなどが主要な地域だよ〜。この割合は年によって多少ブレるけど、「グローバル市場でも通用する技術力」を持ってる証拠だにゃ!
ジピ太のひとこと
「安定感のある配当+将来に向けた投資」って、とってもバランスがいい会社だと思うにゃ。
あなたなら、この会社にどう向き合うにゃ?
一緒に未来を考えていこうにゃ♪
最後まで読んでくれてありがとうにゃ!
投資は『今を楽しみ、未来を育てる』素敵な冒険だにゃ〜✨
次回も一緒に学んで、コツコツ資産を育てていこうにゃ!
また会えるのを楽しみにしてるにゃ〜♪
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