「あれ?並べ替えボタンを押したのに、表がバラバラになっちゃった…」
Excelやスプレッドシートでセルを並べ替えようとして、思うように動かない経験はないかにゃ?
実はその原因、“結合セル”という隠れた罠かもしれないんだにゃ。
この記事では、セルが並べ替えできなくなる理由と、結合セルを使わないでキレイな表を作る方法を、ジピ太が初心者向けにやさしく解説するにゃ🐾
セルが並べ替えできない原因と解決法

まずは、セルが並べ替えできなくなる一番の原因と、その解決法をズバッと確認するにゃ!
並べ替えがうまくいかない最大の理由は結合セル
「並べ替えボタンを押したら、表がバラバラに…!」
この原因のほとんどは 結合セル にあるにゃ。
結合セルは見た目をそろえるための機能だけど、データの構造を壊してしまうんだ。
ソートやフィルターは「1セル=1データ」が前提。
でも結合されていると「どのセルを基準に動かす?」とシートが混乱して、行がズレたり正しく並ばなくなるんだにゃ🐾
解決法は「結合セルを使わない表づくり」
解決策はシンプルにゃ😸
「結合セルを使わない表にする」 これが一番確実でトラブルがない方法だにゃ。
代わりに、
- セル幅を調整して見た目を整える
- セル内で改行してレイアウトする
- テーブル機能を活用する
これらを組み合わせれば、結合セルなしでも見やすくて、並べ替えも自在な表が作れるんだにゃ🐾
なぜ結合セルは並べ替えを邪魔するのか
続いて、結合セルがどうして並べ替えを壊すのか、その仕組みをわかりやすく解説するにゃ!
結合セルがソートを壊す理由
結合セルは、複数のセルを1つに見せるだけの機能にゃ。
でも、裏では例えばA1とB1を結合すると、A1の中身だけが残り、B1は“空っぽの偽物セル”になる。
ソートやフィルターは「1セルごとに順番を決める仕組み」だから、B1のような空白セルがあると整列できず、データがバラバラになるにゃ🙀
並べ替えやフィルターは「1行=1データ」を前提にしているから、結合セルがあると、「どのセルを基準に並べ替えればいい?」と混乱してデータがズレてしまうんだにゃ。
要は、結合セルは見た目を整えるだけで、並べ替えやフィルターには向かない“トラブルの元”だと思えばOKにゃ!
Excelとスプシで起きるエラーの違い
因みに、Excelとスプレッドシートのエラーには以下のような違いがあるよ。
- Excel:ソート時に「結合セルを解除してください」とエラーが出て止まる。
- スプレッドシート:無理やり動くこともあるが、行がズレて データが壊れるリスクが高い。
この違いを知らずにスプシで作業すると、気づかないうちに表が崩れてしまうこともあるにゃ。
結合セルが“並べ替えの天敵”なのはこれでよくわかったはずにゃ。
次は、実際にどんな失敗が起きるのか、そしてどう置き換えればいいのかを見ていくにゃ🐾
結合セルで起きる失敗例と代替テクニック
じゃあ次は、結合セルを使ったときにどんな“事故”が起きるのか、そして代わりに使えるテクニックを紹介するにゃ。
ソートで表が崩壊する典型的なパターン
例えば「月別売上表」で、1月~2月の見出しを結合セルでまとめた状態でソートすると…
- Excel: エラーが出て並べ替えできない。
- スプシ: 無理やり並べ替えが動き、データがバラバラになる。
つまり、「結合セルがあるだけで、ソートやフィルターは事故る」と覚えておくにゃ。
結合セルなしで見やすくする2つの代替テクニック
結合セルを使わなくても、見た目を整える方法はいくつかあるにゃ。
特におすすめの2つを紹介するよ〜🐾
説明するように下図のような表を準備したにゃ。
各月の売上高のタイトルが長くて収まらないので、2セル結合して表示している状態にゃ。

まずこの表の結合を解除して、C列とE列を削除してみたにゃ。

そうすると「2025年1月商品売上」と「2025年2月商品売上」の表示が中途半端になってしまったので、以下の代替テクニックで対策いていくにゃ!
セル幅の調整やセル内改行(Alt+Enter)
列幅を広げたり、セル内改行を使えば、長い見出しも縦に配置してスッキリ整えられるにゃ。
結合セルを使わなくても、見やすい表デザインは十分実現できる。
下図ではB列はセル内改行を、C列には幅調整をしてみたにゃ!
みんなが見やすい方を取り入れてみてほしいにゃ〜😽

Excelのテーブル機能
Excelのテーブル機能を使うと、結合セルなしでも見出しが映え、フィルターやソートも簡単に使えるにゃ。
「きれいさ+作業効率」の両方を実現できる便利な機能だよ。
下図はテーブル表にしてみたもので、テーブルにしたい範囲を選択してctrl + Tで簡単にテーブル表になるんだにゃ〜。

結合セルを使わない方がいい理由とまとめ
最後に、どうして結合セルを封印したほうがいいのか、もう一度サクッと整理するにゃ!
結合セルは「見た目の罠」になりやすい
結合セルは一見きれいに見えるけど、並べ替え・フィルター・コピー&ペーストなど、Excelやスプシの“データ処理の基本機能”を壊してしまうことが多いんだにゃ。
だから、データを扱う仕事や効率化を考えるなら 最初から使わない のが賢い選択だよ。
効率重視なら結合セルゼロ表が最適解
セル幅の調整やテーブル機能を使えば、見た目のきれいさと作業効率を両立できるにゃ。
一度作り直しておけば、並べ替えや集計がスムーズになって、作業時間もグッと短縮されるんだ。
最後にジピ太からのひとこと

結合セルは“表デザインの敵”と思っておくと失敗しないにゃ🐾
今日紹介したテクニックを使えば、ソートもフィルターもストレスなし!
次は、あなたの表をちょっと手直しして試してみるにゃ
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